「生きている化石 カブトガニ」について学ぶ
ゆめさが大学唐津校基礎課程の講義で、伊万里市教育委員会生涯学習課文化財係 船井向洋 様と日本カブトガニを守る会事務局長 酒見良司 様より、「生きている化石 カブトガニ」について学びました。
船井向洋様には、主に伊万里市の取り組みについてご講義いただきました。カブトガニが産卵できる美しい砂浜や幼生が成長するための良好な干潟は、市民団体さんや伊万里高等学校のみなさん、そして多くの市民の力によって守られていることを学びました。2015年には、環境が維持されていることや保護意識の高さを理由とし、カブトガニの重要な繁殖地であると「伊万里湾カブトガニ繁殖地」が天然記念物に指定されたそうです。
酒見先生には、主にカブトガニの生態についてご講義いただきました。カブトガニのオスとメスの標本を見ながら、カブトガニの体の構造や医療分野での活用などについてお話いただきました。以前は、目にする機会があったカブトガニですが、今では貴重な生物です。みなさん、カブトガニの標本に興味津々です。
ゆめさが大学唐津校では、地域活動体験学習「やってみよう」の中で、”カブトガニについて学び自分たちにできる活動をしていこう”という11期生のグループが立ち上がりました。カブトガニの館を訪れたり清掃活動やカブトガニの産卵を見る会に参加させていただきました。ゆめさが大学卒業後もカブトガニの産卵場所である伊万里市の多々良海岸の清掃活動に毎年参加しています。これからもカブトガニを守るため、学びや清掃活動を継続し美しい多々良海岸を守っていきたいと思います。