【講義風景】佐賀の気象(気象予報士 NHK気象キャスター:石掛貴人 氏)
11月24日(水)、テレビでお馴染みの石掛気象予報士を招いての講義がアバンセ研修室でありました。
講義が始まる前から、石掛講師と記念撮影する学生さんや、さっそく気象の質問をする学生さんもおられる等、ゆめさが大学の人気の講義の一つです。
講義では、一般的な気象現象から佐賀のことわざに見る天気、線状降水帯の発生する条件、今年の8月豪雨の要因、令和元年の佐賀豪雨被害の状況、さらには台風による塩害などについて、わかりやすく解説していただきました。
最近の災害の共通点として、台風が通過したあと、その通った道に向かって高温多湿な空気が流れ込み、そこに活発な前線が形成され災害が発生している。
また、日本海側にある北陸地方や山陰地方は雪が多いが、九州北部は雪が少ないのは、朝鮮半島が九州の方に突き出ており、北風が温かい海面に触れる距離が短いため、その影響で雪が少ないなど、興味深い話がありました。
学生から「最近の異常気象がもたらすものは」との質問に対し、「今後、スーパー台風が増えたり、台風のコースが今までのカーブを描くかたちから、南から北へ直進したり、逆走したりすることが増える。また、日本の近海で台風が発生し接近するケースも増加する」と解説。
皆さん身近な気象の話なので真剣に聞いていました。
最後に、教務から「先生とテレビでお会いしましょう。」との締めくくりの挨拶に、学生のみなさんから拍手と笑いが起こりました。