【講義風景】話し方のコツ(よりのがり牟田氏)

「話し方のコツ」と題して、フリーアナウンサー、パーソナリティなどで活躍されているよしのがり牟田さんによる講義が佐賀校基礎課程でありました。初めから、「つけっぱなしのラジオがある感じで聞いてください」と軽快な口調と明るいジョークで学生さん気持ちをつかんで、講義が始まりました。

まず、頭の中を柔らかくする時間ですと、「なぞなぞ」の質問をだし固定観念を外す授業。

口の体操として「パタカラ」と発音するとほぼ口の筋肉をすべて使う。「アイウベ―」と発音すると唾液のでがよくなるとフレイル予防のアドバイス。

など楽しい雰囲気で話が進んでいきます。

後半は、相手に伝わる話し方として、

・聞き心地がよくなるよう話すスピードに気をつけて

・心につたわるように、抑揚(よくよう:イントネーション)をつけて

・人が話を集中して聞いていられる時間は、大人は8分間、子供は3分、大切な話は、初めに話して

・話す時は相手の方の「心の真ん中」に伝わるよう、また、逆に話を聞く場合も「心の真ん中」で受け止めるように聞いてください。

・「心」を込めて話せば、相手が「受」けとめ、「愛」になると

など、クイズを交えながら楽しく、言葉の使い方、話し方を指導していただきました。

最後に、人に向かって話す時は、3つの「しかい」がポイント

一つ目は、話を進める「司会」

二つ目は、相手を見ながら確かめるように話す「視会」

三つ目は、抑揚をつけて話すと心地良さにつながる「至快」

この3つのことを心がければ、話し上手につながります、参考にしてくださいと、講義を締めくくられました。学生の皆さんは、講義の間、ラジオから流れてくるような軽快な話ぶりに、あっという間に時間が過ぎたように感じられていました。