ゆめさが虹の会が環境保全活動をおこないました

ゆめさが大学唐津校の卒業生や在校生でつくるボランティアグループ「ゆめさが虹の会」の皆さんが、唐津市虹の松原の清掃・除草を行いました。ゆめさが虹の会では、受け持つエリアをあらかじめ定め、都合の良い時に保全活動を行うアダプト制度に登録をされており、毎月第1、第3金曜日に活動を実施されています。

さて、今回は今年最後の活動。早朝まで雨模様だった天気も回復し、時折日差しも出るまずまずのコンディションです。

ラジオ体操で身体をほぐした後、虹の松原の再生保全に取り組まれているNPO法人唐津環境防災推進機構KANNEさんが準備した道具を使って清掃の開始です。皆さん手慣れたもので、まずは松葉ぼうきで落ちた松の葉や枯れ枝を集めます(松葉かき)。次に集めた松葉をブルーシートに載せ、シートを滑らせてその先の一角に積み上げる段取りで進めます。休憩を挟んで予定の時間まで除草作業を行い、砂地のみの環境に近づけていきます。

清掃・除草作業をした後の砂地は、松の木とのコントラストが素晴らしく、まさに「白砂青松」。加えて作業の途中には嬉しい発見もありました。1~3センチ程の数個の「松露」です。かつては多く見られた松露も、松葉かきの衰退とともに落ち葉が溜まり雑草が茂ったせいであまり見られなくなったのだとか。松の木にとって最良の環境をつくってこられた皆さんの成果です。

グループ現代表の嶺川さんは、「活動を始めて10年。月2回の清掃でやっとここまでになった。松原全域には膨大な人力が必要だが、ゆめさが大学の在校生、卒業生にも声掛けしながら活動を継続していきたい。」とのこと。虹の松原清掃は、このゆめさが虹の会のほかにも卒業生の他グループ、民間企業や団体のグループ・・・等々、多くの皆さんが取り組まれています。白砂青松の姿で次世代へ引き継ぐために。