笑顔を届ける新しい形

ゆめさが大学卒業生のグループは、高齢者福祉施設や、地域のサロン活動などに笑顔を届けるボランティア活動行ってきました。
今のコロナ禍の中、なかなか従来の訪問活動ができず、施設の側からも利用者さんに楽しんでもらう方法がなくなったという声も聞こえ、また、演じる側のボランティアグループにもフラストレーションたまっている様子。

お互いの安全を確保しながら楽しんでいただく方法がないかと考え、インターネットでの中継に挑戦してみることにしました。ニュースタンダードのもと、オンラインでの新しい「訪問しない施設訪問」の形に挑戦です。

今回は、有料老人ホーム・デイサービスセンター花梨さんと、ゆめさが大学卒業生の「ゆめさがマジッククラブ」に全面協力いただいて初めての試みに挑戦しました。

デイサービス利用者の15人の皆さんに、ゆめさがマジッククラブにはオンラインで熱演を繰り広げていただきました。

初めての試みで本番を迎えるまでには、演じる側も、見ていただく施設側も、どうしたら見やすいか・わかりやすいか、もっと楽しんでいただけるか、インターネットの技術的な部分も含めて、試行錯誤でした。(カメラはノートPCのwebカムで定点撮影、音声はUSBマイクを外付けしました。高さを調整するための青いコンテナが痛々しいですが、画面内には写りませんので)

照明や、カメラに見せる角度など、演者側にも、オンラインの画面で届けるために「どうしたら見やすいか」「どうしたら画面で楽しんでもらえるか」など、これまでと違ったテクニックが必要になります。

とにかくマジックは手元の細かい演出が勝負。見やすく、わかりやすく、楽しい演出が続きます。

見ていただいている側のデイサービスの利用者のみなさんの反応を画面越しに見ながらの演出が続きます。
(施設側の様子は、スクリーンに出しながら、演者側全員で確認)

大きな動きの出し物は、カメラの「画角」から出ないように苦労しながら演じます。

演じる側も見る側も、今回初めての試みで戸惑うところはあったものの、会場とのやりとりも比較的スムーズ。オンラインとはいえお互いの声を聞きながら進行することで一体感もあり、これからの新しい可能性が見えてきた取り組みでした。