認知症講演会を開催しました

3月6日(木) アバンセホール(佐賀市)にてサポーティア講演会を開催し、150名の方にご参加いただきました。講師には、株式会社Re学 代表取締役の 川畑 智 先生をお招きして、認知症について学びました。今では認知症やその症状について多くの人が知っていますが、その対応は難しく思うようにいかないことも多くあります。しかし、普段の生活や運動教室も工夫次第で認知症予防や初期症状の発見につながります。講演会では改めて認知症について考え、認知症の方と支える方の双方の笑顔が見えるアプローチについて学びました。症状や対処法について漫談のように語りかけ、途中にはレクリエーションも取り入れあっという間の90分。会場は多くの笑いに包まれ、参加された皆さんは熱心に聴講されていました。

【功労者の表彰と事例発表】

令和5年度のサポーティア活動で多くのポイントを獲得した功労者のお名前を会場に掲示し、記念品の贈呈を行いました。

【認知症になってもボランティア活動はできます!】

 認知症になってからの人生を前向きに明るく自分らしく過ごせるように、認知症の人を応援する認知症地域支援推進員が活動されています。認知症で要介護1の認定を受けたAさんは、サポーティアとして活動されていましたが、認知症のため活動ができなくなりました。しかし、佐賀市のおたっしゃ本舗(地域包括支援センター)の認知症地域支援推進員さんとの出会いがきっかけで、施設の洗濯場でボランティア活動をすることになりました。ただ、1人での活動に不安があります。実際にボランティア活動をやってみると、時々、洗濯物の畳み方がわからなくなることがあるのです。そこで、一緒にボランティア活動をしてくれるパートナーを見つけることとなり、サポーティアとして活動をしていた本告さん(佐賀市)と一緒に活動を開始しました。Aさんはお友達ができ、おやつタイムを楽しみながらボランティア活動を続けることができるようになりました。

【施設訪問グループ夢一座】

 佐賀県長寿社会振興財団が運営するシニアのための「ゆめさが大学」は、県内4カ所(佐賀校、唐津校、鹿島校、鳥栖校)で開校しており、卒業生グループが地域活動に取り組んでいます。その一つが「夢一座」。演劇や歌が好きなメンバーが集まり、施設や公民館などで、寸劇やダンス、狂言などの演目を披露されています。今回の講演会では、佐賀の民謡「おりきんばっちゃん」とバナナのたたき売り、リズムダンス(東京ブギウギ)で会場の皆さんを楽しませていただきました。自分たちが楽しむことで笑顔を届ける活動を続けられています。また、講演会のあとには、オファーもありました。